揺れる闇
ここ3日ほど、瀬戸内海の直島に行ってきた。せっかく岡山までいったので、遠崎プロジェクトも進めたいところだったが、なんとなく断念した。
で、直島では、ベネッセ・ハウスにとまり、地中美術館を見て、そして、家プロジェクトを見てきたわけなのであるが、家プロジェクトは4軒のうち、1軒が台風でおしゃかになったそうで、3軒だけ見てきた。
で、全体のコンセプトも面白くて、ベネッセ・ハウスや地中美術館の安藤忠雄の建築もとても面白いのだけど、やはり中でも一番キタのは、家プロジェクトのうちの一つ、「南寺」のジェームズ・タレル作品「Backside of the Moon」。完全と思われる暗闇に、目が慣れると見えてくる、とても弱い光。それがまわりにいる人の影を、だんだんゆらゆらと描き出すのだ。熱い日のアスファルトの上の陽炎のように、影が揺れているんだ。これはでも、口で説明しても伝わらないと思う。まさに月の裏側という気分だった。すごいぞ、ジェームズ・タレル。
| カテゴリー | : | 2004,diary |