塀のない刑務所

先日、ケータイ小説についてというエントリーを書いたけれども、最近読んだケータイ小説から1つ紹介。「塀のない刑務所」というノンフィクションで、モバゲーの中にある。

北欧とかだと実際刑務所じゃない更生施設があって、小さな島に受刑者が隔離されて街に出て仕事をし、また島に戻って寝るという生活を送る施設というのがあるらしい。マイケル・ムーアの「シッコ 」のDVDで見た記憶がある。その時はずいぶん進んでる(?)ものだと思ったけれども、実は日本にも、「塀のない刑務所」というのが実在するそうだ。

愛媛県の松山刑務所 大井造船作業場。ここでは受刑者が刑務所の外の寮で過ごし、一般の工員と混じって造船所で作業をしているという。

 

この「塀のない刑務所」というケータイ小説は、そこ出身の元受刑者が書いたノンフィクションで、その大井造船作業場での生活の様子を詳しく日記風に書いてある作品。

 

こういうのを開放的処遇施設というらしいのだけど、友愛寮という受刑者の寮を中心に、(もちろん刑務官もいるようだが)基本的に受刑者の自治で非常に厳しい運営が行われている。厳しいというか、もう軍隊並み、いやそれ以上かもしれない。フルメタル・ジャケット のハートマン軍曹と新兵の関係みたいなことが、受刑者のみで成立しているらしい。ある程度の自由はあるが、基本的に普通の刑務所よりも厳しい規律で生活をしているようだ。

 

興味のある人はぜひ作品自体を見てみてねということなんだけど、こういう自分の知らない世界のノンフィクションは、ケータイ小説の中でも一番おもしろいジャンルじゃないかなと思う。

 

ちなみに、この大井造船作業場、そもそも初犯じゃないと入れないらしいけど、一般の刑務所出身者の再犯率が50%程度に対して、ここの出身者は6%。2000年以降は再犯者が0だそうだ。

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