上と外/恩田陸

上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)
恩田 陸
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上と外 下 (2) (幻冬舎文庫 お 7-10)
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B級映画が好きな僕みたいな人には面白いと思う。

恩田陸の作品で、僕が読んだものは、サスペンス系とファンタジー系の2つにだいたいわかれるのだけど、この本はファンタジー系。

この人のファンタジー系の小説はだいたいそうなんだけど、とある日常的な風景から始まり、事件が起こり、じょじょにファンタジー要素が入ってくるのだけど、そのファンタジー要素がどんどん盛り上がっていって、いろいろなつじつまが全てファンタジーの中で誤魔化されて、なんでもありな解決させて(サイヤ人的能力で解決みたいな)でそのまま大円団を迎えるというパターンが多い。少年漫画的といってもいいかもしれない。

 

で、この本はというと、B級好きといっても正直不満が残る内容ではあるが、通勤電車の暇つぶしにはちょうどいいだろう。上下巻入れても、1日か2日で読み終わるし。この人のファンタジー系のものでも、ネクロポリスの方が、舞台設定が奇抜で面白かった。ただネクロポリスのエンディングもだいぶ肩すかしをくらうのだけど。常野物語 シリーズも「他人を裏返す」とかそういう現象の描写は面白いんだけど、洗濯屋がでてきたあたりから、エスカレートして収拾不能になってきている気がする。

 

もし、この作家の小説を読むなら普通の人は、サスペンス系の方が全体的にレベルが高いと思います。僕の一番のお勧めは、ユージニア。中庭の出来事も、人によって好き嫌いはありそうだけど、僕は結構好きでした。

ユージニア (角川文庫)
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